Lincity-NG を MacOSX Lion にインストール

なんとなく遊びたくなったので,手元の MacOSX に Lincity-NG 2.0 をインストール.Lincity-NG はシムシティのクローンゲームで,街を発展させつつ技術力を上げ,ロケットを打ち上げるゲーム.

ビルドツールは jam.恥ずかしながら今まで知らなかったが,FreeType プロジェクトがメンテナンスしているらしい(FT Jam).オリジナルの jam は 2003年,FT Jam は 2006年で開発が止まっている.インストールは MacPorts でできる.

$ port install jam

ビルドに必要なライブラリは以下の通りで,これもすべて MacPorts からダウンロードできる. – libsdl, libsdl_mixer, libsdl_image, libsdl_ttf, libsdl_gfx, physfs – zlib, libxml

Lincity-NG のソースコードをダウンロードし,configure して jam.そのままコンパイルしようとしたら,あるはずの OpenGL がインストールされてないとエラーが出たが,MacOSX の場合は OpenGL のライブラリ指定オプションが用意されており(マニュアルにはないが,configure の中に書いてあった),これをつけるとうまくいった.OpenGL 自体は Xcode をインストールするときに入る.

$ ./configure --with-apple-opengl-framework=/System/Library/Frameworks/OpenGL.framework
$ jam

あとは,コマンドラインから Lincity-NG を実行するだけ.

$ lincity-ng

ちなみに,Lincity-NG 2.0 ではデフォルトで OS 設定の言語を使おうとするが,日本語フォントが用意されていないので,日本語環境でそのまま起動すると文字化けする.これを直すには,環境変数 LINCITY_LANG=en を指定して英語表示にするか,IPA フォントなどの日本語 TTF を ~/.lincity-ng/fonts/sans.ttf として保存すればよい.さすがの Linux 向けゲームはコンシューマーゲームと違って,環境変数くらい設定できないと満足にプレイできないということか.

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